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不思議なゆめ
私が、5歳くらいの頃だと思います。
それは、お天気の良い日で、私はうとうとお昼寝していました。
夢の中で、私はハラッパの様な場所にいます。空は晴れていてとても綺麗です。
そこを歩いていると、途中でハンカチが落ちていて、私はそれを拾いました。
きれいな黄色のハンカチでしたが、よく見たら小さなな虫がついています。
私は、「ひっ」と驚いて思わずハンカチを地面に放りました。
その時です。空からゆっくり、一人の女性が下りてきました。
その女性は大人でしたが、私に良く似た顔をしていました。
女性はとても優しい光に包まれています。
「物を大切にしないといけません。」女性は言いました。
私が、「はい」と言い、ハンカチを拾うと、女性はにっこりと笑いました。
そのあと、目が覚めたのですが、しばらく夢の中にいるみたいにぼーっとしていました。
夕方になって父が帰ってきたので、その夢の話をしてみると、
その女性は父の祖母ではないか、祖母と私は顔が似ているから。
という事になり、写真を見せてもらいました。
どうやら、私のひいおばあちゃんにあたる方のようです。
写真を見せてもらうと、やはり夢に出てきた女性に違いありません。
父に「その人やで!」
と言うと、父は、私が最近ものを粗末に扱ってるから、
いけない事だよ。と教えにきてくれたんやないか?
と言い、私も心当たりがあったので、とても反省しました。
大人になった今でも、その夢はインパクトが強くて忘れられません。
そして、最近知ったのですが、そのひいおばあちゃんは、後妻の方で
私とは血縁がないそうです。
血がつながっていないのに、顔が似ているなんてとても不思議ですね。
何にしろ、大切な事を教えてもらって感謝しています。